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石井さとこ

「サラサラ唾液」がポイント! 虫歯、口臭、歯周病を予防するコツ

石井さとこ

歯科医師、口もと美容スペシャリスト、「ホワイトホワイト」院長。歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。

著書『美しい口もと』(ワニブックス刊)
https://www.amazon.co.jp/美しい口もと-美人開花シリーズ-石井-さとこ/dp/4847097742

https://www.instagram.com/satoko5331/

歯磨きをしていれば虫歯や歯周病のケアは大丈夫、と思っていませんか?

大人のエチケットともいえる口臭や、虫歯、歯周病の予防には「唾液」の質も関係している、と歯科医師・口もと美容スペシャリストの石井さとこ先生。
「質のよい唾液」を出すためのポイントを教えていただきました。

「サラサラ唾液」と「ネバネバ唾液」はカラダのバロメーター

健康な人の1日の唾液の分泌量は、およそ1〜1.5ℓといわれています。

唾液の主な働きには、
・口の中の食べかすを洗い流し、歯垢をつきにくくする浄化作用
・食物を塊にしやすくし、咀嚼・嚥下の補助をする作用
・歯の表面のエナメル質を修復する、再石灰化作用

などが挙げられます。

「唾液には、食べ物を噛んでいるときなどに出るサラサラしたものと、ストレスを感じたときに出るネバネバしたものがあります。

サラサラした唾液は、水分を摂っているときや酸っぱいものを食べたとき、舌を動かしているときなど、リラックスして副交感神経が優位な状態で分泌されます。
一方、ネバネバした唾液は、体内に水分が不足しているときや強いストレスを感じたときなどに分泌されます。

サラサラした唾液は口の中を浄化するデンタルリンスのような役割があるので、分泌を促すといいでしょう。
とはいえ、ネバネバした唾液にも大切な役割が。
ムチンという成分が含まれていて、粘膜が傷つかないよう保護する働きがあります。唾液はカラダのバロメーターと思って、どちらも意識してみてください」

唾液の分泌には、よく噛み、よく飲み、よく寝ること!

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唾液は、年齢を重ねていくことで分泌量が減っていくそう。また、体調の変化や免疫力の低下も大きく関わっています。
「とくに女性は更年期を迎えると歯周病のリスクも高まり、ドライマウスになりやすくなります。ドライマウスになると細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や口臭の原因になります。

唾液を分泌させるには、食事ではよく噛むことと適度な水分補給をすることが大切です。
また、血流が良いと口周りの血行が良くなり、唾液の分泌が促されます。十分な睡眠を取るなどの規則正しい生活を心がけることも忘れずに」

“弾力”のある食べ物で唾液の分泌をUP

「よく噛むこと」が唾液の分泌につながりますが、どのような食べ物が向いているのでしょうか。
石井先生のおすすめはこちら。

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「ポイントは、噛みごたえがあるかどうかです。

・パンより、ごはん
・タブレットより、ガム
・マグロより、たこ・いか
・チョコレートより、ナッツ

を目安にするといいでしょう。他にも、しめじやえのきなどのキノコ類、干し芋、赤身肉など、硬いというよりは“弾力性”に富んだ食べ物がいいですね。

個人的なイチオシは大粒の納豆です。納豆に含まれるポリグルタミン酸が唾液の分泌を促すほか、カルシウムの吸収を促すのではないかともいわれています。
骨を丈夫にしたり、歯周病のリスクの軽減になる可能性があります。

また、料理にひと手間加えることもおすすめです。雑穀米にゴマを振りかけたり、サラダにアーモンドやドライナッツを砕いたものを混ぜたりと、歯ごたえのあるものをプラスするだけで噛む回数はぐっと増えます。食べ物を口に入れたら、最低20回は噛むようにするといいですよ」

「よく噛むこと」はカラダにいいことがたくさん!

「よく噛むこと」は唾液の分泌を促すほかにも、私たちを丸ごと健やかにしてくれる効果がある、と石井先生。以下の効果が期待できるそうです。

・サラサラな唾液が出る
中和性のよいサラサラな唾液が分泌され、口臭予防になります。

・メタボ予防になる
満腹中枢を刺激して、食事の満足感がアップ。血糖値の急激な上昇の防止にもつながります。

・脳の血流を促進する
海馬をはじめとする脳を活性化させて、記憶力アップやボケ防止も期待できます。

・集中力のアップ
イライラを防ぐと同時に緊張を和らげ、集中力が上がります。

・リラックス効果
幸せホルモン「セロトニン」が分泌されます。快眠のサポートにも。

・小顔効果
口筋をよく使うことでバランスがとれ、フェイスラインの引き締めが期待できます。

===

意外とおろそかになりがちな「噛む」習慣。質の良い唾液を出すためにも、意識してみましょう。

教えてくれたのは石井さとこ先生

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歯科医師、口もと美容スペシャリスト、「ホワイトホワイト」院長。 歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。女性歯科医師ならではの歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口もとメイクについてのアドバイスに定評あり。近著に『美しい口もと』(ワニブックス刊)。https://www.whitewhite.jp/

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        #オーラルケア #歯 #唾液 #石井さとこ #美しい口もと#医師監修 #2020 #今こそカラダ

        text:YUI MINEJIMA

        投稿ID:5001