FiNC睡眠ラボ
睡眠の基本知識 Vol.1
なかなか眠りにつけない、朝スッキリ起きられない、何度も目がさめてしまう、日中眠くなってしまう…。睡眠の悩みは人それぞれですが、まずは現在の自分の睡眠状態を振り返ってみることが大切。
質の悪い睡眠は生活習慣病の罹患リスクを高め、かつ症状を悪化させることが明らかになっています。睡眠についての正しい知識を身につけ、見直すことからはじめましょう。
睡眠時、体は何をしているか知っていますか? 睡眠は、体と心がストップしている状態では決してありません。眠っている間にも脳活動はさまざまに変化し、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」、異なる2つの睡眠状態で構成されています。
睡眠中、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」は周期的に交代して現れますが、それぞれ心身の状態に違いがあります。
【レム睡眠】
眼球が素早く動くことが生じる睡眠です。
筋の緊張は著しく低下し、記憶の整理に関係しています。心拍数や呼吸数はノンレム睡眠よりレム睡眠中のほうが多くなります。ストーリー性のある鮮明な夢をみるのはレム睡眠中です。
【ノンレム睡眠】
脳を休息させる睡眠です。
眠りの深さにより4段階に分けられます。記憶の消去に関係しています。心拍数はノンレム睡眠に低下し、呼吸は睡眠中、胸式呼吸となります。
深いノンレム睡眠のときに「成長ホルモン」が多く分泌されます。成長ホルモンは全身の細胞の合成や、脂肪の分解を促す作用があります。
理想の睡眠は、ノンレム睡眠からレム睡眠の70〜110分間のサイクルを、4〜5回くり返す眠りです。
睡眠には個人差がありますが、自分の眠りに不安がある人は、睡眠時間が十分に取れているか、入眠までにかかる時間は適切か、途中覚醒が起きていないか、眠る時間帯が不規則ではないかをチェック。理想の睡眠から大きくかけ離れていないか確認しましょう。
個人差はありますが、ほとんどの人において、健康な心身を維持するためには7時間程度の睡眠が必要です。
休日の寝だめなどで長い睡眠時間を確保しても、睡眠不足は解消されません。短すぎたり長すぎたりする睡眠は、健康に悪影響を及ぼす場合があるので気をつけましょう。
ただし、7時間未満の睡眠の人でも、起床時に心身ともにリラックスし、日中に眠気がなく、夜間によく眠れている場合は、短い睡眠時間でも気にしなくて大丈夫です(ショートスリーパー)。
時間帯については、眠気が強くなる自然なリズムに従って、夜間(22:00頃〜翌8:00の間)にとることをおすすめします。
質のよい睡眠のためには、平日も休日も同じように朝決まった時間に起きて、簡単にでも必ず朝食を食べて、一定の生活習慣の継続を心がけることが大切です。自分に合う睡眠時間を見つけて、それを守りましょう。
睡眠の状態を把握するために、まずは1週間、睡眠を記録することからはじめましょう!
▼健康管理の第一歩!今日の睡眠時間をチェック!
出典:finc://sleep_record/put
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