オーラルケアの基本をチェック!大人の正しい歯磨きのコツ
石井さとこ
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石井さとこ
歯を美しく保つことや唾液の分泌と同様に大切なのが、舌のケアです。
人からは見えないからとおろそかにしていると、見た目の第一印象を左右したり、大きな病気につながることも。この機会に日常的なケアを身につけましょう。
歯科医師・口もと美容スペシャリストの石井さとこ先生に教えていただきました。
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舌の正しい位置を知っていますか?
あまり意識したことがないかもしれませんが、口を閉じたときに上あごについていて、舌の先が前歯の裏側に収められている状態だそう。今の舌の状態が正しい位置にあるか、チェックしてみましょう。
参考資料:「美しい口もと」(歯科医師・口もと美容スペシャリスト 石井さとこ著)
「舌が上あごから離れ、下の歯に押しつけている状態を“落ちベロ”と呼んでいます。
これは口周りの筋肉の衰えが主な原因。姿勢の悪さや会話不足からきているともいわれていて、毎日パソコンやスマホを使っている大人世代に増えている印象です。
落ちベロ状態が続くと歯並びや噛み合わせが悪くなり、口呼吸を引き起こすことで鼻炎や浅い呼吸につながることがあります」
一度落ちてしまった舌も、意識すれば正しい位置に元に戻すことができます。
「舌をたくさん動かす舌の筋トレ“レロレロエクササイズ”がおすすめです。舌が正しい位置に戻るだけでなく、顔のゆがみやフェイスラインのたるみ、無意識の口の開きにも効果的ですよ」
写真提供:「美しい口もと」(歯科医師・口もと美容スペシャリスト 石井さとこ著 ワニブックス刊)
①「レー」と言いながら舌をつき出す
英語の「R」を発音する感覚で「レー」と言いながら舌を根元から思い切り出す。必ず声を出しましょう。
②「ロー」と言いながら口の中で舌を丸める
舌を内側に丸めるようにしながら「ロー」と発音。このとき舌が上あごに触れるように意識しましょう。
①②を10回程度、繰り返しましょう。なるべく大げさに繰り返すのがポイントです。
また、ケアの方法にも注意を。「歯磨きついでに舌を歯ブラシでゴシゴシこするのは絶対にやめて!」と石井先生。
「舌は粘膜です。内臓の鏡ともいわれています。とてもデリケートなので硬いブラシで磨くと舌を傷めてしまう可能性があります。
手軽に舌磨きできるのは、水で濡らした綿棒です。1日の終わりに舌の表面を3、4回軽くこするだけと簡単なうえ、衛生的でおすすめです。
さらに綿棒は歯のケアにも役立ちます。歯のエナメル質は表面が波打っていることもあるので、紅茶や赤ワインなどでついたステインなどの色素汚れが落ちにくいのですが、歯磨きの後に綿棒でキュキュッとこするだけで落とすことができますよ」
舌にはやさしく、歯にも強力にケアしてくれる綿棒。口の中の新たなケアツールとしてプラスしてみてください。
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歯科医師、口もと美容スペシャリスト、「ホワイトホワイト」院長。 歯のホワイトニングを日本で広めた第一人者。女性歯科医師ならではの歯と体を美しく保つための食事や、歯が美しく見える口もとメイクについてのアドバイスに定評あり。近著に『美しい口もと』(ワニブックス刊)。https://www.whitewhite.jp/
#オーラルケア #歯 #舌 #石井さとこ #美しい口もと#医師監修 #2020 #今こそカラダ
text:YUI MINEJIMA
投稿ID:5002