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慶田朋子

乾燥を招くNGスキンケア5

そのスキンケア、間違ってる!?

慶田朋子

美容皮膚科医・医学博士/美容皮膚科医/銀座ケイスキンクリニック院長。
東京女子医科大学医学部を卒業。2011年に銀座ケイスキンクリニックを開設。メスを使わずに最新照射治療や注入治療を組み合わせることで、美しく若々しい顔立ちを叶える。豊富な知識を生かし雑誌などメディアでも幅広く活躍。最新著書は『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)。

前回は、肌の乾燥を放置してしまうと思わぬ肌トラブルを招き、老化にもつながりやすくなることや、生活習慣の面から見直す必要があることを解説しました。

今回は、毎日のスキンケア習慣で乾燥を悪化させていないかをチェック。
よかれと思ってやっているスキンケアが、実は肌を乾燥させている・・・という可能性もあります。
引き続き、皮膚科医の慶田朋子先生にお話を伺いました。

▼前回の記事はこちら

肌の乾燥トラブルにご用心!

    慶田朋子

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    間違ったスキンケアを続けると乾燥が悪化!

    シワやシミ、毛穴の目立ちなど、実に様々な肌老化を招く乾燥。
    前回、睡眠不足や食生活の乱れなど、生活習慣が深く関係していることがわかりましたが、誤ったスキンケアによって自ら乾燥肌を生み出している人も多いと慶田先生はいいます。
    「肌の潤いを保つために不可欠なのは、角層の『角質細胞間脂質』『皮脂膜』そして『天然保湿因子(NMF)』の3要素です。
    中でも角質細胞間脂質が不足したり壊れたりすると、潤いが逃げていくばかりかバリア機能が低下して、ささいな刺激でも炎症を引き起こします。
    角質細胞間脂質は、肌をこするなど間違ったスキンケアによっても失われます。毎日のスキンケアで、乾燥を悪化させている可能性もあるんです」

    ブラシ洗顔やパッティング、やっていませんか?

    肌をキレイにするためのスキンケアなのに、効果がないばかりか、乾燥を悪化させているなんて本末転倒。
    そこで、慶田先生に“やりがちなNGスキンケア法”を教えてもらいました。

    NG① 洗顔ブラシを使って毛穴汚れを落とす

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    「毛穴詰まりに悩んでいる人に人気の洗顔ブラシですが、ブラシの角が物理的刺激となってバリア機能が壊れる可能性が。ブラシの先は毛穴には入り込めませんし、ブラシを使わなくても、キメ細かい泡の洗浄力で汚れはきちんと落ちます。
    また、W洗顔の必要がないクレンジング剤を使っているのに、洗顔までするのは洗いすぎ。そもそもクレンジングでメイクが落ちた感じがしないのは、クレンジング剤として成り立っていません」

    NG② 化粧水は念入りにコットンパッティング

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    「化粧水はなじませるだけで浸透するので、コットンパッティングにはほとんど意味がありません
    何度も肌をたたいていると、その行為そのものが肌への刺激になります。だだし、ハンドプレスでじっくり押し込むのは、やや有効です。
    ひたひたに化粧水を含ませたコットンはともかく、少ない化粧水を含ませたコットンは繊維や毛羽立ちが肌への摩擦になる場合も。コットンを使うと化粧水の減りも早くなりますし、お金もかかります。メリットがありません」

    NG③ 丁寧にクレンジングマッサージ

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    「クレンジング剤に含まれる界面活性剤は、メイクの油汚れを吸着して洗い流しやすくします。ただ、汚れだけじゃなく、大切な保湿因子(角質細胞間脂質や皮脂)まで流してしまうことも。時間をかけてマッサージすればするほど、潤いは失われていきます。
    クレンジングは本来、メイクを落とすだけのもの。顔全体にざっとなじませたら、小鼻や目もとなど立体的な部分は薬指を使って丁寧に。オイルの場合、約30秒で完了します。他のクレンジング剤の場合でも、長くても1分ほどで洗い流すようにしましょう」

    NG④ 肌が乾燥するから朝洗顔はしない

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    朝洗顔すると、乾燥が加速するというのは思い込み。
    洗顔後すぐに肌がつっぱったり乾燥を感じたりするのは、洗顔料が強すぎる、こすっている、そして洗い流すお湯が熱すぎるなどの原因が考えられます。
    肌は寝ている間にも皮脂が出ます。また、夜に塗ったクリームなどの油分が残っているので、朝は洗顔料を使ってきちんと洗いましょう。
    朝晩2回の洗顔で、洗いすぎになることはありません。正しく洗顔をしないと、古い角質が肌に残って毛穴がつまります。また、皮脂は時間がたつと酸化し、刺激物質に変わるので、放っておくと肌がくすんでしまうことも。様々な肌トラブルを引き起こす可能性があります」

    NG⑤ クリームはごく少量でベタつき防止

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    「せっかくクリームを塗っていても、みなさん圧倒的に量が少ない
    日本人はベタつきを嫌う傾向がありますが、20代後半になってくると油分も不足してきます。大人になると同時に、ケアを切り替えましょう。
    クリームはパール1粒大だと足りません。手が肌に“ペッタン”と吸い付くぐらいの量がおすすめです。
    肌がモチッとしているのは、ベタつきではありません。肌が潤う量をしっかりと使い、顔から首、デコルテまでしっかりなじませましょう」
    ===
    肌は乾燥してしまうと立て直すのが大変。
    老化を遅らせるためにも、インナーケアとスキンケア、両面からの意識を高めることが大切です。ぜひ自分の肌を見つめ、正しいケアでうるうるな美肌を手に入れましょう。

    教えてくれたのは慶田朋子先生

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    ▼肌の健康は睡眠から! 今日の睡眠時間のチェックはコチラ

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    出典:finc://sleep_record/put

    text:REIRI HASHIBA

    #肌改善

    #スキンケア

    #乾燥対策

    投稿ID:4586