FiNC睡眠ラボ
オフィスでも、自宅でも、エアコンをつけっぱなしで過ごすことが増える夏。夏のオフィスは冬より寒い・・なんて思っている人も多いのではないでしょうか。
現代人は「カラダの冷えによる夏バテ」に注意。夜の睡眠にも悪影響を及ぼしますので、対策しておきましょう。
快眠術の専門家、岩田アリチカさんに話を伺いました。
快眠術の専門家。睡眠環境、睡眠習慣のコンサルティング、眠りに関する教育研修、睡眠関連商品の開発、寝具の開発、睡眠環境アドバイザーの育成、などを行っている。日本睡眠学会会員、日本睡眠環境学会会員、米国NLP教会認定マスタープラクティショナー。
まずはなぜ夏バテが起こるのか、押さえておきましょう。
昔の夏バテは、多量の汗が出て体内のイオンバランスが崩れることで起こっていました。消化・吸収力が低下して食欲がなくなり、エネルギー不足になっていたのです。
ですが現代の夏バテの原因は、発汗が少なすぎて夏に適応できなくなっていることが多いです。エアコンのきいた室内で長時間過ごすとカラダが冷えて血液の循環が悪くなり、カラダの隅々まで酸素や栄養素が行き渡らなくなります。
また、室内と屋外の出入りをくり返すことも、自律神経のバランスの乱れを招き、夏バテにつながります。
ヒトの自律神経が適応できる急激な温度差は5℃以内。外気の温度が変化しても脳や内臓の体温を一定に保つ機能が働いていますが、それ以上の温度差をくり返すと体温をコントロールしている自律神経が乱れてしまいます。
自律神経には副交感神経と交感神経がありますが、睡眠中は副交感神経、活動中は交感神経が優位に働いています。その切り替えがスムーズにいかなくなると、眠りが浅くなります。また、自律神経の乱れは代謝系、ホルモン系にも影響を及ぼすので、カラダが重くなるのも当然なのです。
夏バテは睡眠にももちろん悪影響。快眠のポイントは、カラダを温め、リズムを取り戻すことにあります。
以下の項目をチェックしておくといいでしょう。
・室内と屋外の気温差を5℃以内に
最初に取り組むべきは、エアコンの工夫。室内と屋外の気温差が5℃以内が理想とされています。設定温度を調整し、冷やしすぎないようにしましょう。
・手足や肩の冷えをガードする
オフィスで過ごすときは、温度設定が自分でできないこともあります。首筋、手首、足首などの関節部から冷気が忍び込まないように、長袖や靴下でガードするのがおすすめです。首筋が冷えるときは、軽めのスカーフを巻くと良いでしょう。
・入浴してカラダを温める
カラダが冷えてしまったときは、お風呂でカラダを温めてから寝床に入りましょう。38〜40℃の湯でゆっくりと20分くらい入浴を。全身湯につけるのがつらいときは、半身浴を試してみてください。
・寝るときの温度・湿度に気をつける
睡眠中はできるだけエアコンの除湿を使用するなどして、敷きぶとんが蒸れないようにしましょう。室温は26℃ほどがちょうど良いです。
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また、目が覚めたら朝日を浴び、熱めのシャワーをサッと。
夏野菜やスイカなど、旬のものを食べるのもカラダのリズムを整える働きがあるのでおすすめです。
適度に汗を流すことも大切なので、暑さを避けるだけでなく、軽い運動なども行うようにしたいですね。
夏と上手に付き合い、ぐっすり眠りましょう。
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出典:finc://sleep_record/put
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