生理中の「デリケートゾーン」の正しいケア
小林麻利子
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生理ラボ所長
女性の健康を語る上でかかせない「生理」。
気分が落ち込む、痛みがある、量が多いなど、一人ひとり症状やお悩みも異なります。
およそ28日周期で訪れる生理。毎月のように生理周期を過ごしていても、意外と知らないことも多いのではないでしょうか?
「FiNC 生理ラボ」内で大反響だった、生理にまつわるトリビアをご紹介します。
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出典:finc://group_entry?community_group_id=1016327
12歳で初経を、50歳で閉経を迎えるとして1回の生理期間が平均6日、平均28日周期と考えると、一生で2,972日。なんと約8年強にもなります!!
毎月の生理は数日間のことですが、その積み重ねは長い年月に。8年間という年月で考えると、より自分に合った生理用品を選ぶことや、生理中の過ごし方、向き合い方を模索していきたいですね。
生理用品ブランド「ロリエ」のナプキンは、なんと37種類!
肌へのやさしさにこだわったもの、とっても薄くて快適設計なもの、夜も安心して使えるもの、一人ひとりに合うナプキンを目指して日々商品開発に励んでいるそう。長さもさまざまで、一番短いものは17cm、長いものは40cmと、経血量やシーンによって選べるラインナップになっています。
生理期間をできるだけ快適に過ごせるよう、より自分に合うナプキンや生理用品を選ぶことも大切です。
生理中のデリケートゾーンの湿度(※)がどれくらいか知っていますか?
なんと、生理中のデリケートゾーンは、平均85%以上という結果が! ちなみに、熱帯雨林の気候が湿度80%程度といわれています。
先述のトリビアの「一生のうちの生理期間は合計すると約8年強になる」ことをふまえると、8年もの期間、デリケートゾーンがこんな湿度の状態だと考えると、少しドキッとするのではないでしょうか。
粘膜に近いデリケートゾーンは、皮膚が薄くて敏感な部分。できるだけ肌に優しいナプキンや、肌をケアできるアイテムを使って過ごしましょう。
(※)ナプキンをつけているときのナプキンとデリケートエリアの肌の間の湿度のこと/花王ロリエ調べ
ナプキンなどにも書かれている「多い日」用の文字。
この「多い日」の経血量が一体どれくらいかご存じですか?
一般的には、多い日で1日30g、大さじ3杯程度と言われています。
生理は人によって個人差があり、生理期間を通した経血量は50~100gくらいといわれているので、経血量も一人ひとり違います。
成田空港が開港し、日中平和友好条約が調印された1978年。生理用品ブランドの「ロリエ」が誕生しました。
当時のナプキンは、圧搾したパルプに頼っていたそうです。これでは吸収量はかぎられ、ちょっとの圧迫で逆戻りしてしまいます。
そこでロリエは、水の場合だと自重量の400倍を吸収し、一度かかえこんだ液体は離さないという特性を持つ高吸水性ポリマー(※)を開発。吸収力に優れた新しいタイプの生理用品を世の女性たちに届けて受け入れられてきました。
現在では、肌へのやさしさにこだわったもの、とっても薄くて快適設計なもの、夜も安心して使えるものなど34種類ものラインナップとなっています。
※出典:『花王のパッケージと広告』
「ロリエ」の名前の由来をご存知ですか? 実は、料理などにも使うことでおなじみの「ローリエ」から来ているのです。
「ローリエ」は日本語にすると「月桂樹」。月桂樹は古代ギリシャの時代から勝者をたたえるシンボルでした。
まだ「生理」というのが “なるべく目立たず、ひっそりと” という風潮が強かった時代に、生理が決して穢らわしいものでなく、女性がもつ誇らしいものである、という思いを込めて「ロリエ」という名前になったという歴史が!
※出典:『花王のパッケージと広告』
時代は変化し、ロリエが生まれた40年近く前から生理の捉えられ方も変わってきましたが、当時の思いを大切にしながら、「女性たちがより心身快適に過ごせるように」という思いをもって、商品づくりをしているそうです。
生理の経血に加えて、「おりもの」についても「量」や「ニオイ」に不安を感じている人も多いのではないでしょうか?
女性は雑菌が体内に入るのを防ぐために、「おりもの」という分泌物を定期的に排出しています。
おりものの量は個人差が大きく、正常かチェックするのがちょっと難しいことも。ひとつの目安として、パンティライナーでカバーできるようなら正常の範囲内、それでは間に合わず、生理用ナプキンが必要な場合は何か異常のある可能性が高くなります。
また、おりものは酸性なので、ちょっとすっぱいにおいがしたり、月経前は経血が少しもれ出してニオイが強くなることがあります。
周りにもにおうのではないかと気にする人が多いようですが、パンティライナーを使って、きちんと交換していれば、ほとんどの場合、本人が気にするほど強くはありませんので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
生理中は、いつもにましてデリケートゾーンにとってもツラい期間です。
ニオイやムレ、かゆみなどにお悩みの方も多いと思います。
・「少ない日」もこまめに交換!
経血量が少なくなってきても、かぶれやニオイのもとになるので、ナプキンはこまめに交換が基本!同じものは長時間使わないようにしましょう。
・デリケートゾーンのケアも大切!
シャワートイレやふきとり用のウエットシート、デリケートな肌を優しく洗えるボディウォッシュを使うことで、清潔を保ったり、ニオイやムレ感をリフレッシュすることができます。
・「冷え」は大敵!
冷えると血行が悪くなり、骨盤内にうっ血が起こりやすくなり、腹痛や腰痛の原因に! 気温が低い季節はとくに、温めケアを心がけましょう。
ピンクリボンは乳がんの正しい知識を広め、検診やセルフチェックなど乳がんの早期発見・早期治療の大切さを伝える活動の世界規模のシンボルマーク。特に10月は啓発キャンペーンが多く行われています。
実は乳がんにかかる人は10人に1人(※)、現代の女性にとても多い病気です。他のがんと違い、40代半ばから50代半ばの比較的若い年代がなりやすいのが特徴で、30代半ばから増え始めるといわれています。早く発見すれば治る確率が高いので、早期発見のために毎月1回のセルフチェックをぜひ習慣にしましょう!
特に気になるしこりやいつもと違う変化を見つけたら、すぐに乳腺専門の医療機関を受診してください。
定期的に検診も受けるようにしましょう。
※地域がん登録全国推計値2015年データによる。国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」
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